オリンピック3大会で5個のメダルを獲得した元アーティスティックスイミング日本代表選手の武田美保さん。
そんな武田美保さんですが、現在はどのような活動をしているのでしょうか？
指導者として大活躍中とのことですが、具体的にどのような成果を上げているのでしょうか？
武田美保さんの現在の活動と驚きの成果について、詳しく見ていきましょう。
武田美保の現在
輝かしい競技歴を持つ武田美保さん。
そんな武田美保さんですが、現在はどのようにしてオリンピックメダリストから指導者への転身を果たしたのでしょうか。
武田美保さんは、三重県「みえASC」のコーチとして後進の指導に従事しています。
小学生を含む13人という小規模なクラブで、熱心に指導を行っています。
また、テレビ解説者としても活躍しており、2024年パリオリンピックのアーティスティックスイミング競技解説を担当しました。
さらに、2025年世界水泳シンガポール大会の解説も予定されています。
加えて、全国各地で講演活動も積極的に行っており、「夢を追いかけて」「目標達成に対する行動の明確化と思考法」などをテーマに話をしています。
勉強や学校以外の楽しいことを見つけたほうがいいなと思いますね。そこで突破すべき壁を乗り越え、自分で問題を解決するという体験をする。その体験の積み重ねが胆力をつけることにもつながると思うからです。もし学校でいじめを受けていても、学校以外に拠り所があれば、その仲間と共にいじめを克服する機会を得ることができるかもしれません。
出典：東洋経済オンライン
武田美保さんは、選手としての経験を活かしながら、指導者として新たなキャリアを築いているようです。
武田美保の指導法
独自の指導哲学を持つ武田美保さん。
そんな武田美保さんですが、どのような指導法で選手たちの成長を促しているのでしょうか。
武田美保さんは、「子どもたちが自ら気づいてくれる瞬間を何回つくることができるか」を重視しています。
理屈で考えて技術を定着させることの大切さを説いており、選手の自発的な気づきを促す指導を心がけています。
また、初心者にはティーチング（教える）方式を、心が整った選手にはコーチング（並走）方式を採用するなど、状況に応じて指導方法を使い分けています。
指導の際よく言われる「コーチング」と「ティーチング」には、それぞれ向いている時期があるそうです。ルールをまだよく知らずに、モチベーションが湧いていない時にはティーチング、先生が教える方式が向いているそうです。一方でコーチングは、「本当にうまくなりたい」、「日本代表として活躍したい」などと選手の心が整った時に、同じ目的地に連れていく、一緒に並走するということだそうです。
出典：テレビ静岡
武田美保さんは、自身の経験から、自分の価値観を押し付けて空回りした苦い経験があることを率直に語っています。
その反省から、現在はより選手に寄り添った指導を心がけているそうです。
武田美保さんの指導法は、選手の個性と成長段階に合わせた柔軟なアプローチを特徴としているようです。
武田美保の教え子たちの成果
熱心な指導で選手を育てる武田美保さん。
そんな武田美保さんですが、教え子たちはどのような成果を上げているのでしょうか。
武田美保さんの指導の成果として最も注目されるのは、2025年5月に起こった快挙です。
「みえASC」の島田綾乃・種田なつはペアが日本選手権デュエットで初優勝を達成しました。
「最初は大会に出ても予選で落ちて、本選には出られないレベルだった」と振り返るが、井村シンクロクラブ時代に井村雅代コーチから薫陶を受けた指導法で選手たちも急成長。「島田も種田も競泳の大会で見かけて、足のラインがきれいだった。中学入学前から指導していますが、よく付いて来てくれたなと思いますね」と言って笑った。
出典：日刊スポーツ
これは三重県から初の女王を誕生させた歴史的な出来事でした。
武田美保さんは、この快挙について「ほっとしました」と笑顔で語り、13年間の指導の成果が実を結んだことを喜んでいます。
この成果は、武田美保さんの指導力と、選手たちの努力が結実した証と言えるでしょう。
武田美保さんの教え子たちは、着実に成長を遂げ、国内トップレベルの成績を収めるまでになっているようです。
まとめ：武田美保の指導者としての今後の展望
武田美保さんの現在の活動と指導者としての成果について見てきました。
オリンピックメダリストから指導者へと転身し、独自の指導法で選手を育てている武田美保さん。
その成果は、教え子たちの日本選手権優勝という形で表れています。
しかし、武田美保さん自身は「まだ選手の時ほど『こうだったら勝てるのではないか』という確固たるものがつかめず、日々葛藤を抱え思い悩みながら歩んでいる」と語っており、指導者としてのさらなる成長を目指しています。
また、三重県でのアーティスティックスイミングの普及にも力を入れており、競技を目指す子どもたちが増えることを期待しています。
武田美保さんの今後の活動と、さらなる指導者としての成長が楽しみですね。
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